私はこれまで海外旅行や海外出張にそれなりに行ってはいるのですが、未経験の事がありました。それは、国内線⇔国際線の乗り継ぎです。いつも同じ空港から出入国していましたので。
先日のロンドン出張で初めて経験することになり、出張の日になってから、はてどうするんだっけ?ということが多々あったので、ロンドン出張記を兼ねてその疑問の答えを綴っていきます。往路と復路の国内線⇔国際線乗り継ぎに関する話ですが、初心者レベルですのであしからず。
ロンドン出張旅程
出張は以下の旅程で、国内便はエコノミークラス、国際便はビジネスクラスです。
往路
NH86便(B737-800)
中部国際空港7:55発
羽田空港8:55着
NH211便(B777-300ER)
羽田空港11:40発
ヒースロー空港15:25着
復路
NH212便(B777-300ER)
ヒースロー空港19:00発
羽田空港15:50着(+1)
NH85便(B737-800)
羽田空港17:35発
中部国際空港18:40着
疑問1 最初の国内線フライトの空港には何時に行けばいい?
往路は早朝便だったので、空港そばのホテルに前泊していましたが(我が家は空港まで遠い)、何時に空港に行くかはあまり考えていませんでした。出張日の朝、目覚めた時点でフライトまで2時間を切っていました。
よく国際線は2時間前には空港に行くようにと聞きますね。私は余裕をもって空港に行くということがあまりなく、いつもギリギリのドタバタで、国際線なら1時間前、国内線なら20分前とかです汗。
今回の最初のフライトは国内線だから20分前でいいのかな~と思いつつ、やることもないので空港に行きました。フライトまであと1時間15分。保安検査の締切はフライトの15分前(7:40)だったので、やはり通常の国内線と同じですね(当たり前)。最悪でも20分前に空港に行けばなんとかなることが分かりました。
しかし、チェックインや保安検査が混雑している場合もあるので、余裕を持って出かけましょうね。
疑問2 チェックインカウンターはビジネスクラス?
往路は中部国際空港でチェックインするわけですが、最初に乗るのは国内線のエコノミークラスです。しかし、その後羽田空港から国際線のビジネスクラスに乗り継ぎます。この場合、ビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できるのでしょうか?
エコノミークラスのチェックインカウンター(写真奥)は大行列、ビジネスクラス(写真手前)はガラガラ。何食わぬ顔でビジネスクラスのカウンターに行ってみたところ、OKでした!
チェックインに要した時間は数分で、もちろん並ぶ時間はゼロ。やはり優先チェックインの威力は絶大です。対エコノミー比で数十分は違います。これを常時利用できるプレミアムメンバーになりたいと改めて思いました。
ついでにマイルの積算もお願いしたところ、往路の国内線分のみしか積算できないので、残りは羽田空港でやってねと言われました。
疑問3 発券するのはどこまでの旅程?
中部国際空港で最後のヒースロー空港までの航空券を発券してくれました。同じ航空会社(またはアライアンス)であれば3区間まで発券できるようです。羽田空港ではチェックイン手続きはなく、いきなり保安検査に行ってよしですね。
復路もヒースロー空港から中部国際空港までの航空券を発券してくれました。
疑問4 預入荷物はどこまで預かってくれるの?
往路は最終目的地のヒースロー空港まで運んでくれるので、羽田空港で荷物を受け取る必要はありません。荷物にはプライオリティタグが付けられたので、バゲッジクレームで早く荷物を受け取ることができます。これもプレミアムメンバーが受けられる優遇の一つですね。
一方復路ではヒースロー空港で預けた荷物を羽田空港で一旦受け取り、羽田空港から中部国際空港に飛ぶ前に再び預けます。
なぜこんなことをする必要があるのか。その答えは税関検査です。入国する空港で、税関検査を通る必要があり、その際全ての荷物を持っていなければなりません。今回の私の旅程では、往路はヒースロー空港で入国するのでそこで荷物を受け取り、復路は羽田空港で入国するのでそこで荷物を受け取ることになります(知らなかったので空港職員にこそっと聞きました)。
疑問5 国内線に乗る前にラウンジに入れるの?
往路、中部国際空港の保安検査を通過した時点でまだ1時間ほど時間がありましたので、ラウンジに行ってみました。制限エリア内のエアラインラウンジです。ANAプレミアムメンバーではない私が、今から乗るのはエコノミークラス、でも後からビジネスクラスに乗るよという状態で入れるのかチャレンジです。
受付嬢に聞いてみると、とりあえずバーコードをかざしてみよと言われまして(嬢もよく分からなかった模様)、搭乗券をリーダーにかざします。ピローン♪OKでした!
中部国際空港のエアラインラウンジは、ANAとJALの共同運営のようです。エアラインラウンジとはいえ、カードラウンジと同等レベルでラグジュアリーな雰囲気は皆無でした笑。アルコールやソフトドリンク、軽食などが無料でいただけます。
しかし、私が行ったのは土曜日の朝で、ビジネスマンは少ないはずなのに、ものすごく混雑していました。辛うじて座れましたが。世の中にはエアラインラウンジに入る資格を持ってる人(プレミアムメンバー、ビジネス・ファーストクラスに搭乗)が沢山いるんだな~と実感しました。
復路は逆に今乗ってきたのがビジネスクラス、でも後からエコノミークラスに乗るよという状態でANAラウンジ(国内線)に入れるのか突撃しました。受付嬢に両方のチケットを見せると、「お調べしますので少々お待ちを」と。数分待たされた後、「入室いただけます」と。ほ~遠慮なく入室させていただきますよ。しかし、あまりにも時間がなく、お手洗いを借りただけで退散しました。
入室可否の検証だけのためにANAラウンジに行きました笑。しかし、入室条件がよく分かりませんね。旅程の一部にプレミアムクラスが含まれていればいいのか?例えば、国内線のみで、プレミアムクラスと普通席が混在する場合などはどうなんでしょうね?
疑問6 羽田空港国内線ターミナル⇔国際線ターミナルはどうやって移動して、時間はどれくらいかかるの?
往路は羽田空港第2ターミナルに到着しましたが、国際線ターミナルは全然違うところにあります。私が知っていたのは、どうやらバスで移動するらしい。まぁまぁ時間がかかるらしい。という2点でした。そういえば、中部国際空港のチェックインカウンターで、バスの搭乗券をもらっていました。
降機後、「国際線乗継」という案内に従って5~6分歩いていくと、1Fにあるバス乗り場に到着しました。しかし、バスを待つ人で大混雑です汗。結局、バスに乗るまでに15分ほど待ち、バスの乗車時間は20分ほどでした。したがって、ターミナル移動に要する時間は小一時間は見ておくのが安全です。
復路は羽田空港で入国審査、預入荷物受取、税関検査の後、あれ?次の一手は?となりました。バスで国内線ターミナルへ勝手に移動すればいいのかな?でもバス乗車券もらってないし、荷物が邪魔だなと思っていると、国内線乗り継ぎカウンターなるものが目に入りました。
国際線ターミナルにある、「国内線乗り継ぎカウンター」で再び荷物を預け(この時も優先カウンター利用可)、その背後にある保安検査場で制限エリアに入ります。エスカレーターを降りて、バスに乗ると国内線ターミナル(往路でバスに乗った場所)に到着です。良くできてるなとは思ったけど、海外空港はターミナル間を移動する電車が走っている場合が多いですよね。どちらが便利なんでしょう。
疑問7 優先保安検査場(プライオリティレーン)は利用可能?
往路、バスに乗って国際線ターミナルに到着したら、3Fの出発ロビーに向かいます。チェックイン手続きは不要なので、いきなり保安検査に行きます。しかし目の前には、並ぶ気が失せるほどの長蛇の列・・・田舎者は行列に並び慣れていないので、ちょっとした行列でもうんざりします。
ふと横を見ると、「優先保安検査場」という文字が目に入ります。ホッ、並ばずに済むわい。入口に立っている係員に、搭乗券を見せて、いざ優先保安検査へ!
と思ったら、ちょっと待ったコール!「お客様、プレミアムメンバーでございますか?」平会員だけど何か?今からビジネスクラスに乗るからいいでしょ?
「ダメです!平会員はあちらの長蛇の列に並んでください!」と聞こえました。調べてみると、羽田空港で優先保安検査場を使うことができるのは、ANAの場合はプレミアムメンバーに限られるようです。なんと・・・絶対プレミアムメンバーになってリベンジしてやる!!
しかし、復路のヒースロー空港では、Fast Trackで保安検査、出国審査を通過できました。空港によって規定が違うのでしょうか?よく分からない仕組みですが、プレミアムメンバーになれば、こんなことを考える必要がなくなります。
疑問8 出国手続きはどこでやるの?
往路の中部国際空港では国内線に搭乗しただけなので、出国手続きはしていません。羽田空港の国際線ターミナルで、チェックイン手続きを飛ばして、保安検査をしたその後に出国手続きします。国内線の後すぐ国際線に乗るので、気分は出発から海外へ向いており、国際線出発ロビーに向かいそうですが、最初は普通の国内線ですからね。
疑問9 残りのマイルはどこで積算すればいいの?
往路で長蛇の列に並んで保安検査と出国手続きを完了した後は、現地で会う予定の人にお土産を買うくらいしかやることなし笑。だから空港にはギリギリに来たいんだよ~と思いつつ、出発までまだ2時間近くあります。
その時、ANAラウンジ(国際線)に行ってみようと思いつきました(普段行かない行けないので思いつかない)。ここはビジネスクラスの搭乗券があれば入れます。もちろんプレミアムメンバーも入れます。
中部国際空港のラウンジと同様にこちらも大混雑ですが、豪華さや飲食物の品揃えは雲泥の差ですね。ファーストクラスかダイヤモンドメンバーしか入ることが許されないANAスイートラウンジはもっと凄いんでしょうね。
美味しそうなものが沢山あるものの、この後の機内食が食べられなくなるのは困ります。よって、苦渋の決断で何も食べないことにしました。飲み物だけを数種類いただき、マッタリしていると、搭乗開始のアナウンスが入りました。
ところで、チェックインは中部国際空港で済ませたので、羽田空港では手続きがありませんでした。でも、マイルは最初の国内線の分しか積算されていません。残りはどこで手続きするの?とANAラウンジを出た後に気付きました。
搭乗口で相談したところ、その場でできました。帰りの国内線の分までやっておきました!と言われたけど、もしも搭乗しなかったらどうなるんでしょう??
なお、マイルは空港で積算できなくても、ネットで事後積算できます。
まとめ
国内線⇔国際線の乗り継ぎに関する素人レベルの珍問答にお付き合いくださりありがとうございました。往路、復路が混在して話がややこしかったかもしれません。今回の旅程の様々な場面でANAプレミアムメンバーの優遇を目の当たりにした結果、自分もそうなりたいと決意を固めたのでした。
コメント
レポートありがとうございます
わたしも近々ヒースローに行くので参考にさせていただきました
ちょっと待ったコール!
懐かしい(o^-‘)bですね
へうぜんさん、コメントありがとうございます。
世代が…似ていますかね笑
初ロンドンとても良かったです!
続編も頑張ります。
ドクターMさん
ロンドン出張お疲れ様でした。
>ANAプレミアムメンバーではない私が、今から乗るのはエコノミークラス、で
>も後からビジネスクラスに乗るよという状態で入れるのかチャレンジです。
OKだったんですね。
ワタシもJAL国内線で12月に復路をファーストクラスにして、行きはクラス
J、当然サクララウンジと思って、朝、羽田空港でラウンジに入ろうとすると、”
ダイヤモンドプレミア”が出て、???って経験をしました。
次の便が該当するのなら、同条件の特典があるのかな?と不思議に思いましたが、
検証してません。笑
例えば行きはエコノミーで帰りをファーストで購入しているとどうなんでしょう
かね?普通に考えれば、行きはラウンジすら入れないハズですが、、
そんな検証するほど、マイル貯まってないので、出来ないですが、
次回のB777-300ER_スタッガートの記事楽しみにしてます。
だいだいさん、コメントありがとうございます。
ブログを書く十分な時間がほしいです(切実)。
4月になれば仕事も落ち着くと思うのですが、それまでは(T^T)
ラウンジ入室と優先保安検査の条件がイマイチ分かりません。
プレミアムメンバーになれば気にならなくなるのでしょうね。
初めまして。
その後お調べになってご存知のこともあるかとは思いますが、いくつか解説をば。
国内線⇔国際線乗り継ぎ時における国内線のラウンジサービスは、これから乗る(乗ってきた)ANA国際線の搭乗クラスがファースト又はビジネスであれば利用できます。
また、羽田空港の優先保安検査場は、ファーストクラス搭乗者とANA運航便に搭乗するプレミアムメンバーのみが利用できます。「ファーストクラスと自社便利用の自社上級会員」のみなので、ANA以外のスターアライアンス加盟航空他社に乗る際は、ANAのプレミアムメンバーであっても使えません。まあ実際は、大抵の係員が航空券は見ていないので、ステータスカードだけで通れてしまうのですが……。なお、成田空港は他社利用でも使えます。
最後にマイルの積算についてですが、「マイレージ番号の登録をしました」という意味です。マイルが積算されるのは、実際に会員が搭乗したというデータがシステムにはんえい
反映されてからなので、乗らなければ積算されないだけです
オタク!さん、コメントありがとうございます。
未だに謎の部分がありましたので、よく分かりました!